こんにちは。
関市をネタにして飯を食ってます、フリマガ編集10年の社畜ケケノリです。
さて、関市の観光名所の一つ、板取の株杉。
これまで何回か行ったものの、いまいち分かった感じがしなかったんです。
それが、先日のあじさい村フェスティバル2023で地元ガイドさんに案内してもらって、ようやく腹落ちしまして!
というわけで、板取の株杉、満を持してリポートいたします!
株杉とは
21世紀の森公園から山へ入っていったところにある株杉の森は、
①戦国時代(400年くらい前)に杉を伐った。
②その切り株から、「自身が枝を出して生育中」または「他の植物が寄生して生育中」(※植物にとって平地は敵が多い。切り株や岩の上のほうが生育しやすいらしい)
③そのため、個性的な姿になる。そういう木々が群生している。
とのこと。
近年植林されたオモテ杉に対し、株杉はウラ杉なので、
「伐採すると、そこからまた木が生えてくる」「枝がしなる(降雪に耐えられる)」
という特徴があるそうです。
他の植物の根が貫通している株杉。今にも倒れそうな株杉。
時空を超えた木々が眼前に在る、そのことに圧倒されます。

一体一体違う、個性的な姿におののき、「うわー、なんかすごいな」でいい。
それがここの楽しみ方なのだろうと、腑に落ちたわけです。
素敵、荘厳、異様、恐怖、いろんな印象を受ける、不思議な空間でした。
モネの池の景観をワイワイ騒ぎ立てるなら、この株杉だってスゴイよ?
なんたって、400年の年月が作った景観ですから。
昔は「変な木やな」と思いつつ、伐採して木材にしていたそう。
「大きいだけ。細かくすれば普通の杉と変わらないから」なるほど…!
株杉の奥には蕪山登山道が続いており、
「独立峰だから、日本アルプスがよく見える。11月くらいが良いよ」とのことでしたので、次は蕪山登山もしたいと思います!
こんな人におすすめ
・人智を超えたものに圧倒されたい
・自然の懐に抱かれたい
・詩人になりたい
このイベントで教えてもらいました
板取ネイチャーハイク(あじさいフェスティバル2023内)
◇日時:2023年6月24日(土)25日(日)
◇場所:21世紀の森公園 株杉の森
◇参加費:無料
◇申込:当日会場にて
◇注意事項:歩きやすい服装と靴で。ヒルいる時期なので足元の露出厳禁。
◇主催など:あじさい祭り実行委員会