関市の銘菓 関市虎屋の古田敦資の和菓子と地域にかける思い

ぶうめらん

こちらのインタビュー記事は、関市の高校生の作る情報誌高校ぶうめらんから引用しています。
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今回は、高校ぶうめらんの部員の所さんがインタビューした記事を元に作成しています。(高校ぶうめらん27号より)

和菓子職人を志したきっかけ

古田さんが和菓子職人を志したきっかけ。それは即ち、「実家が和菓子屋をやっていたから」。幼い頃から身の回りには和菓子が溢れていたことやものづくりが好きだったことから自然と志し、特に和菓子職人になることへの重圧を感じなかったとのこと。その為大学卒業後すぐに大阪の有名な老舗和菓子屋で5年間修行し、その後家業である和菓子屋を継いだそうです。

引用:関市虎屋HP https://seki-toraya.com/about/

大切な事は「素直さ」

お菓子を作ってお客さんに売るという事は、お客さんに喜んでもらうことが目的。だからこそ、この商売に限った事ではないですが、嘘をつかず、誠実に、真摯になることが大切だと語る古田さん。「売り手よし 買い手よし 世間よし」という言葉がありますが、まさに古田さんがいう「大切なこと」を体現した言葉。

和菓子を伝える

日本では古くから柏餅を子どもの日に食べるという文化がある。そんな中、古田さんはある日息子さんの試合で同じチームの子どもたちに柏餅を配ったところ、驚いたことに、柏餅を知らない子どもがいたとのこと。そこで近年日本の伝統文化が次々と姿を消している中、「和菓子」という日本の「伝統文化」がなくなったらまずい」と感じた古田さんは、子供たちに和菓子を食べてもらう為、知ってもらう為、和菓子作り体験などの地域や学校の行事で古田さんに依頼が来たときは物理的に無理な場合を除き、断らず出向いている、とのこと。