企業のCSVコンサル

CSVとは

最近、わたしたちが積極的に取り組んでいるのは、地域の企業によるCSVです。

CSVとは、Creating Shared Valueの略で、「共有価値の創造」です。

ざっくりいうと、「社会に良いことをして、よい業績を上げる。」ということ。

 

企業の経営者に、「社員のボランティアを推進してください!」とお願いしても、なかなか進みません。企業だって大変。社会的貢献活動をして、それがちゃんと業績につながるのであれば、企業も積極的に取り組んでくれるはずです。

 

ぶうめらんが目指す関市の姿

岐阜県のNPOは現在約770団体、中小企業は約8万2千社あります。CSVに多くの地域の中小企業が賛同して取り組みはじめれば、社会は一気に変わると思うのです。

社会的にも、今こそCSVだと考えます。

それは、現代の社会課題の多くは「つながり」の課題だからです。孤立死や防犯、子どもの居場所の固定化など、コミュニティが希薄になったから吹き出た課題がたくさんあります。一方、企業にとっても「つながり」が大事な経営資源になる時代です。三浦展さんによると今は「第4の消費」の時代といいます。

それは、「つながり消費」。シェアオフィス等、物を持たずにシェアするとか、顔の見える産直市が好まれるなど、他者とのつながりを作り出すことに喜びを見出し、シェア志向の価値観、行動が消費に結びついています。顧客とのつがなりを作り出せるのが、「CSV」です。

 

企業のCSV/CSRというと大企業のものというイメージがまだありますが、地域のお店や小さな企業こそ取り組むべきことだと思っています。なぜなら、つながりをつくる顧客と近いこと、そして古くから地域に根ざして事業を行ってきた企業はすでに社会的な資源をたくさん持っているからです。その資源を活用して、「良い業績を上げることができる社会的に良い事業」を展開することがやりやすくなります。

ぶうめらんが思う、地域の中小企業が目指すべきCSVは以下の通りと考えます。
「地域の企業が、狙いたい顧客に共感してもらえる『地域課題』を設定し、市民を巻き込みながら、その課題解決をするための活動をし、共感を生み、最終的に、選ばれる。」

わたしたちは、そんな企業の取り組みをお手伝いします。具体的にはこのような活動を進めています。

地域中小企業の社会貢献と売り上げの両立をー関市の未来・社会貢献プロジェクト(通称ミラプロ)

関市のNPOは34団体、登録市民活動団体は170団体、関市の企業は約5000社。
関市が良くなるためには、市内の企業が地域の課題解決に取り組んだ方が社会的なインパクトがあると考えました。
また、地域に根付いて事業を行って来た企業にとっては、地域の課題解決に取り組むことは、「お客さんとの接点をつくる」ことにも繋がり、地域内にお客さんを持たない企業にとっても、「そこの企業で働きたい」という動機の一つにもなる可能性もあると思います。
そこで、関市商工課さんと協働し、関市の事業所が取り組む社会貢献と売上の両立したプロジェクトを10個つくろうという関の未来・社会貢献プロジェクト(みらぷろ)を立ち上げ、実施しました。

実施内容

コラボレーション1   『緑と花の坂井(花屋)』 × 『NPO法人子援隊』

「花屋」が無償で提供するお花を使って、「NPO」が行うひとり親家庭の子供達を対象とした学習塾で、ラッピング教室を開催。そこでラッピングしたお花を、日ごろの感謝をこめて親御さんにプレゼントしました。

コラボレーション2   『平田建設(建設会社)』 × 『駄菓子屋カフェCHABU』

子供たちを対象に『駄菓子屋』が行う、お金の価値や大切さを学ぶための「キッズマネースクール」に、「生涯で一番高価な買い物」といわれる「家」を商品として扱う、『建設会社』が協力しました。

コラボレーション3   『奥長良川名水』 × 『関市PTA連合会』

関市の学校に通う児童生徒の「楽しい学校生活」のために活動する『PTA』の取り組みを、同じく関市で採水した美味しい天然水を扱う奥長良川名水が応援します。

全国20社の塗装会で、全国ピンクペイント運動ネットワーク」を実施

ピンクペイントネットワークとは塗装の施工の 1平方メートルあたり10円の寄付のような寄付付商品をつくり、それをピンクリボンに寄付すると言う取り組みです。この取組を最初に一緒にはじめた三輪塗装の三輪社長の発案で、これを全国の塗装会社に広げていこうということになり、現在では北は仙台、南は宮崎まで、20社以上の方々に参画していただいています。

寄付付き商品をつくり、寄付をすること
乳がんの勉強会や啓発
乳がん患者へのチャリティ活動

私たちは事務局として、色んな企画や事務をサポートしています。

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